おうちヨガ&ストレッチ Navi

股関節・肩甲骨の硬さを改善!自宅でできる簡単ストレッチ&ヨガ

Tags: ストレッチ, ヨガ, 股関節, 肩甲骨, 体の硬さ

日常生活で気になる体の硬さ、ありませんか?

日々の生活の中で、「なんだか体が動きにくいな」「前はもっと楽にできたのに」と感じることはありませんか? 長時間同じ姿勢で過ごしたり、体を動かす機会が少なかったりすると、体は少しずつ硬くなってしまいがちです。

特に、股関節や肩甲骨周りは、普段の動きが少なくなると硬くなりやすい場所です。これらの関節が硬くなると、立ち座りや歩行、手を伸ばすなどの基本的な動作にも影響が出たり、肩こりや腰痛につながることもあります。

でも、ご安心ください。特別な場所に行ったり、難しい運動をしたりしなくても、自宅で手軽にできる簡単なストレッチやヨガのポーズで、これらの硬さを和らげることができます。

この記事では、股関節と肩甲骨の柔軟性を高める、おうちで簡単に取り組める方法をご紹介します。

なぜ股関節と肩甲骨が硬くなるの?

股関節は、下半身と体幹をつなぐ大きな関節で、歩く、走る、座るといった日常動作の要です。肩甲骨は、背中の上部にある骨で、腕を上げたり回したりする動きをサポートしています。

これらの関節が硬くなる主な原因としては、以下のようなものが挙げられます。

股関節や肩甲骨周りが柔軟になることで、体の動きがスムーズになり、日常生活がより快適になる可能性があります。また、血行が促進され、冷えやむくみの改善にもつながることも期待できます。

股関節の硬さを和らげる簡単ストレッチ&ヨガ

股関節周りの柔軟性を高めることで、腰への負担を減らしたり、下半身の血行を良くしたりすることが期待できます。

1. あぐらの前屈(合せきのポーズのアレンジ)

床に座り、足の裏同士を合わせます。かかとをご自身の方に引き寄せすぎず、少し離して座るのがポイントです。背筋を伸ばし、息を吐きながら体をゆっくり前に倒します。無理に深く倒す必要はありません。股関節周りが心地よく伸びているのを感じられる範囲で行いましょう。

2. 仰向けで片膝抱き寄せ

仰向けになり、片方の膝を立ててから、両手で抱えて胸に引き寄せます。反対の足は伸ばしても、膝を立てても構いません。股関節の前側や、お尻のあたりが伸びるのを感じます。数呼吸キープしたら、ゆっくりと解放し、反対側も同様に行います。

3. 割座(わりざ)

正座から、両膝をつけたまま、お尻をかかとの間ではなく床につけるようにします。膝や足首に痛みを感じる場合は無理に行わず、できる範囲で、またはこのポーズは避けましょう。太ももの前側や股関節が伸びるのを感じます。クッションをお尻の下に敷くと負担が減らせることもあります。

肩甲骨の硬さを和らげる簡単ストレッチ&ヨガ

肩甲骨周りの柔軟性を高めることは、肩こりの緩和や姿勢の改善に役立つことがあります。

1. 肩回し

座っていても立っていてもできます。腕の力を抜き、肩の付け根から大きく前回し、後ろ回しをそれぞれ数回行います。肩甲骨が動いているのを意識しましょう。

2. タオルを使った腕上げストレッチ

タオルの両端を持ち、両手を肩幅より広めに開きます。息を吸いながら、そのタオルを持った腕を頭上へ持ち上げます。息を吐きながら、できる範囲でゆっくりと腕を後ろへ下ろしていきます。肩や肩甲骨周りが伸びるのを感じます。痛みを感じたらすぐに中止してください。

3. 四つん這いでのキャットアンドカウ

床に四つん這いになります。手は肩の真下、膝は股関節の真下に置きます。息を吸いながら、背中を反らせて顔を少し上げ(カウのポーズ)、息を吐きながら、背中を丸めてお腹を覗き込みます(キャットのポーズ)。この動きを繰り返すことで、背骨と肩甲骨周りが連動して動き、柔軟性が高まります。

実践のポイントと注意点

動画でさらに分かりやすく

今回ご紹介したストレッチやヨガのポーズも、実際に動きを見ながら行うと、より理解が深まります。

正しい姿勢や体の使い方が分からない場合は、関連するストレッチやヨガの動画をご覧いただくことをお勧めします。視覚的に確認しながら行うことで、より安全に、効果的に取り組むことができるでしょう。

まとめ

股関節や肩甲骨の硬さは、日々の少しずつの積み重ねで和らげることができます。今回ご紹介した簡単なストレッチやヨガを、忙しい毎日のスキマ時間に取り入れてみてください。

ご自身の体の声を聞きながら、無理のない範囲で続けていくことが、心と体が整う穏やかな毎日へと繋がるはずです。自宅で手軽にできるセルフケアで、体の変化を感じてみませんか。